2024年6月5日(水)と6日(木)に新宿住友ビル三角広場で開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2024~自転車-電動モビリティまちづくり博~」。
以前から気になっていた電動アシスト3輪自転車などの次世代モビリティを体験すべく、展示会に行ってきました!
自転車-電動モビリティまちづくり博とは
約70の企業や団体が出展し、2024年の2日間での来場者数は6,251人。電気自動車、電動バイク、電動アシスト自転車などの新型モビリティに加え、新型EV充電機器、不正駐輪を減らすサービスなどが紹介されていました。
また各日の特設ステージでは、電動バイクの魅力や自転車の青切符導入、サイクルツーリズムの課題や展望など、非常に興味深いテーマで登壇イベントが開催されたようです。(時間の都合で参加できず)
展示ブースエリアとは別に試乗エリアがあるので、気になった車種を試せるのも本展示会の嬉しいポイントです。
電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE」(らしく)
会場のなかほどに、株式会社椿本チエインのブースを発見!水色ベースのおしゃれな雰囲気です。
開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」が展示されています。早速、特長をチェックしてみましょう。
「LA SI QUE」とは?
ビジネスや日常使い、趣味やお出かけなど、様々なシーンで荷物を安定して運べる新型モビリティとして椿本チエインさんが開発を進めている電動アシスト3輪自転車です。(2024年6月現在)
特長1:免許不要で、たくさんの荷物が運べる
道路交通法上軽車両に分類され、運転免許は必要ありません。
免許がない方が重い荷物と一緒に移動したいときに便利です。最大積載量は30kgで、2泊3日程度のスーツケースや、釣具、一般的な工具箱を積載できます。
特長2:環境にやさしい
走行時にCO₂を排出しないため、環境への負荷を抑えながら移動できます。
なお、充電したいときはバッテリーを車体から取り外し、付属の専用充電器を家庭のコンセント(100V)に差して簡単に充電できます。
特長3:心地よくカラダを動かせる
電動アシスト付きで、快適に乗ることができます。
独自のスイング機構により体に合わせて後輪が傾くため、段差や傾斜があっても、2輪のような滑らかな走行が可能です。
特長4:安心・安全
3輪で低重心、かつ電動アシストがあるため、多少の凹凸がある場所でもラクに移動できます。
椿本チエインさんは自動車エンジン向けタイミングチェーンシステムのシステムサプライヤーで、LA SI QUE専用に開発した高耐久チェーンによって、重い荷物、力強いアシストへの対応を実現しています。
試乗体験
それではいよいよ試乗コーナーへ。このコーナーでは、乗りたい車種を選んでコースを2周することができます。
早速、LA SI QUEをお借りしてコースに出てみました。
3輪なので少し重かったり遅かったりするかと想像していましたが、電動アシストのおかげか、とてもスムーズに漕いで進むことができました。2輪を漕いでいるときと体感の違いはほとんどありません。
曲がり角で大きめにカーブをしても、よろける感じがせず安定感がありました。独自のスイング機構によって体に合わせて後輪が傾き、転倒しにくい構造になっているそうです。
今回の試乗では荷物を載せずに平面のコースで試しましたが、重い荷物を載せてでこぼこした場所を走ってみると、よりLA SI QUEのすごさを体感できるかもしれません。
体験後にはポーチとチョコのノベルティをいただきました!お出かけの時に、飴やチョコなどのお菓子を入れて持ち歩くのにもよさそうです。
次世代移動手段の活用シーン
電動アシスト3輪自転車は、今後環境や物流の課題などを解決するきっかけになり得る注目の移動手段です。
どのようなシーンでの活用が期待されるか紹介します。
活用シーン1:観光で買い物の機会を促進
徒歩では遠い場所も訪れることができ、たくさんのお土産を荷台に乗せて運ぶことができます。持ち運ぶ大変さから買い物を控えていた観光客の消費を促すことで、経済的な効果も期待できます。
また、電動アシストのおかげで移動時の疲れを軽減できるため、観光をしっかり楽しむことができ、観光客の満足度向上にも繋がります。
活用シーン2:レジャーでの道具持ち運びを簡単に
キャンプやピクニックなど、自然の中でレジャーを楽しみたいときにも最適です。
最大積載量が30kgで、容量が大きいアウトドア用の道具を持ち運ぶことができます。
活用シーン3:ビジネスでもメリットいっぱい
工場などの広い敷地で、人力で荷物を持ち運ぶのが大変な場面で役立ちます。
また、荷物が多くなりがちな出張時に現地の移動手段として使えると、ストレスも軽減できます。
他にも、物流サービスのラストワンマイルでの手段として活用されれば、人材不足の改善やサービスの向上にも繋がります。
防災など、活用シーンはまだまだありそう!
段差や傾斜がある状況でも滑らかな走行をできるように設定されているLA SI QUEは、地震などの有事の際にも活用が期待できます。
インフラが停止した場合でも物資の運搬やがれきの撤去ができるなど、まだまだ多くの可能性を持っています。今後より多くのシーンで利用され、新たな価値を提供してくれるのが楽しみです。