サイクルージングとは?必要な準備やおすすめスポット4選を紹介

サイクルージングとは、サイクルとクルージングを組み合わせた新しい旅のスタイルです。この記事では、サイクルージングの魅力や準備、おすすめスポットをご紹介します。

自転車でのんびり進み、船からは違う角度で景色を楽しむ。そんな贅沢な体験があなたの日常に、きっと新しい彩りを添えてくれるでしょう。

目次

サイクルージングとは

サイクルージングとは、サイクルとクルージングを組み合わせた造語で、のんびりと景色を楽しみながら自転車で旅をするアクティビティです。

クルージングで景色を楽しみながら、自分の力で進む達成感を同時に味わえるのが魅力です。速さや距離を競うサイクリングとは異なり、沿道の風景や地域の文化を楽しめます。

誰でも気軽に始められ、自分のペースで楽しめるため、近年は幅広い年齢層から注目を集めています。

サイクルージングに必要な準備

自転車に乗る女性

サイクルージングを楽しむためには、適切な準備が不可欠です。ここでは、必要な準備を詳しく紹介します。

自転車

長時間の走行でも疲れにくいクロスバイクやツーリングバイクがおすすめです。自分の自転車を持ち込むか、現地でのレンタル(電動アシスト含む)を検討しましょう。

出発前に、タイヤの空気圧やブレーキの効きを確認しておくと安心です。

安全な服装

安全面ではヘルメットの着用が最重要です。頭部を守るだけでなく、視認性の高い色のものを選ぶと安全性が高まります。

季節や天候に応じた服装選びも大切で、速乾性のある衣類や脱ぎ着しやすい重ね着がおすすめです。

修理ツール

サイクリング中に最も起こりやすいトラブルはパンクです。そのため、パンク修理キット、予備チューブ、携帯ポンプは必ず携行しましょう。

また、六角レンチなどの簡易工具があると、ボルトの緩みやサドル高の調整などに役立ちます。スマートフォンの地図アプリで近くのサイクルショップをチェックしておくと安心です。

水分・食糧

長時間のサイクルージングでは、こまめな栄養補給が欠かせません。特に夏場は脱水症状に注意が必要です。ボトルホルダーを活用し、水やスポーツドリンクを持参しましょう。

エネルギー補給には、チョコレートやエナジーバーなど携帯しやすく高カロリーな食品がおすすめです。

ただし、地元の食文化を楽しむのもサイクルージングの醍醐味。途中で立ち寄れる飲食店情報も事前にチェックしておくと、旅がより充実します。

サイクルージングのおすすめスポット4選

日本国内でサイクルージングができる場所を4つ紹介します。

大村湾(長崎県)

長崎港

長崎県の中心に広がる大村湾のサイクルージングでは、琵琶湖のおよそ半分の大きさを持つ内海エリアを縦横無尽に巡れます。

時津・琴海・大村・長与の4つの港を結ぶ船に自転車と一緒に乗り込み、爽快な風を感じながらクルージングした後は、下船したエリアで自由にサイクリングを楽しめるのが魅力です。

真珠の取り出し体験やみかん狩りといった季節の収穫体験など、長崎ならではの風景や食、体験を満喫できます。

船上からは飛行機が間近に見える海上空港の景色を堪能でき、運が良ければスナメリにも出会えるかもしれません。クルージングだけの参加も可能で、初心者には電動自転車のレンタルもあり、誰でも気軽に楽しめます

琵琶湖(滋賀県)

琵琶湖

琵琶湖でもサイクルージングを体験できます。例えば、長浜港から北湖の絶景ルートを約50kmサイクリングした後、今津港から船に自転車と一緒に乗船し、竹生島観光を楽しんで長浜港に戻ることもできます。

また、大津や堅田から長浜まで湖岸をサイクリングし、琵琶湖汽船で帰る半周サイクリング半周クルージングのルートもおすすめです。

自転車を解体して輪行袋に入れる必要がない手軽さも魅力で、景観や地元グルメを楽しみながら、サイクリングとクルージング両方の視点から琵琶湖を体験できます。

瀬戸田(広島県)

多々羅大橋

初心者でも安心して楽しめるコースとして、大三島のサイクリングステーションと瀬戸田港を結ぶ15分ほどのクルージングと、多々羅大橋を渡るサイクリングが人気です。

クルージングでは自転車をボートに積み込み、多々羅大橋やひょうたん島を眺めながら爽快な海上散歩を楽しめます

サイクリングでは、瀬戸田のしおまち商店街や耕三寺、平山郁夫美術館といった文化スポットを巡ったり、椰子の木が並ぶ海岸線やレモン畑の美しい風景を楽しんだりできます。

多々羅大橋からの絶景は「これぞしまなみ」と呼ぶにふさわしく、周辺の多くの島々を一望できる贅沢な景色です。

霞ヶ浦(茨城県)

霞ヶ浦

東京からのアクセスも良好な土浦港から出発する遊覧船に自分の自転車を持ち込み、湖上からの景色を楽しみながら航行します。

クルージング中には志戸崎港や潮来港など複数のポイントに立ち寄り、好きな場所で下船してサイクリングを楽しめるのが魅力です。

各下船場所からは厳選されたモデルコースが用意されているので、初めての方でも迷うことなく霞ヶ浦の景色を満喫できます。

帰りは再び遊覧船に乗って優雅に土浦港へ戻ることも、そのまま自走で戻ることも可能という自由度の高さが魅力です。

まとめ|サイクルージングで日常に彩を加えよう

サイクルージングは、自転車とクルージングを組み合わせた新しい旅のスタイルとして注目を集めています。

のんびりと景色を楽しむ自転車旅に、船旅の要素を加えることで、より多様な景色や体験が得られるのが魅力です。電動自転車のレンタルなどもあり、気軽に始められるのもポイントです。

サイクルージングで、忙しい日常から離れ、水辺の風景を五感で感じながら、心も体も解放される素敵な体験を味わってみてはいかがでしょうか。

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